Spade chair. FD133
Designer : Finn Juhl (フィン・ユール)
Manufact : France & Daverkosen(フランス&ダヴァーコセン)→ France & Son(フランス&サン)
Year : 1954
Material : teak・rosewood
Size : W740×D780×H780 (mm)
1954 年に Finn Juhl (フィン・ユール) によりデザインされ、 France & Daverkosen(フランス&ダヴァーコセン)、France & Son(フランス&サン) により製造をされました。 teakのモデルが製造されていました。1960年代に限定でrosewood材のモデルが製造されました。
当時チーク材は天然樹脂成分により刃物の切れ味が悪くなるため量産家具には不向きとされていましたが、タングステンカーバイドという超合金の刃が開発され、フィン・ユールのデザインによりチーク材による初の量産家具としてスペードチェアを発表します。
成形合板を曲げて作られた緩やかに湾曲したアームの前後に配置された俵形のデザインが目を引きます。フィンユール特有の浮遊感のあるデザインや、背もたれのカーブも秀逸です。
チューブスプリングにウレタン無垢のクッションで構成され、軽量で座り心地のよいチェアです。海外に多く輸出することを目的に、ノックダウン式の構造となっていました。
ローズウッドのモデルは置き型ではなく、スプリング内蔵のクッションとなっています。また成形合板ではなく、ローズウッドを削り出して作られています。そのため流線形のアームのフォルムが異なります。また俵型のデザインも初期の作品とは違ったフォルムになっています。
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