Paper knife chair. Model 121

ペーパーナイフのように鋭く美しい肘掛

1955年にKai Kristensen(カイ・クリスチャンセン)によりデザインされ、Magnus Olesen(マグナス・オルセン)により製造されました。樹種はチーク材、ローズウッド材があり、ソファ、オットマンのモデルも存在します。2004年に宮崎椅子製作所により復刻がされ、現在でも製造が続けられております。宮崎椅子製作所の場合、樹種はブナ、アッシュ、レッドオーク、ケヤキ、ブラックチェリー、ナラ、ウォールナットから選択できます。


 こちらのチェアの最大のデザインポイントは前脚と後脚をつなぐアーム部分の鋭いフォルムです。その美しいフォルムから「ペーパーナイフソファ」と呼ばれています。アームの接続位置が前脚の先端と後脚の先端につながっている構造となっていることもアームのフォルムを引き立たせるポイントとなっています。


それにより背もたれの位置が後脚より少し前についていることから良い余白ができ、作品の印象をすっきりとした印象にしているように感じます。このフォルムはフィン・ユールがデザインしたスペードチェアと似た構造です。

 

座面にはフランスアンドサンのソファによくみられるフラットスプリングが採用されています。クッションはウレタン無垢が使用されており、しっかりとしたクッション性です。程よく傾斜がついているため安楽性の高い座り心地のチェアです。


参考価格:(レッドオーク/宮崎椅子製作所):130,460円~ 

参考価格:(ローズウッド/Magnus Olesen swankysystems):500,000円