Easy chair. GE-260

シンプルで座り心地の良い洗練されたデザイン

1950年にHans J. Wegnerによりデザインされ、GETAMA社により製造がされていました。樹種はアフロモシアチーク材とオークのタイプ、ハイバックタイプ、ソファが存在します。


同じく1950年にデザインされたGE-270と非常によく似たデザインですが、GE-260はクッションが張りぐるみのデザインとなっています。背凭れにはスプリング、座枠にはラバーベルトが使用されており身体をしっかり支えてくれる構造となっています。さらにヘッド部分(ハイバックタイプのみ)や座面部分の詰め物を多くすることで安楽性の高い座り心地を実現しています。


ハイバックタイプはよく見かけますが、ローバックタイプはあまり市場に出ていないようです。GE-260はGE-270に比べると肘掛のフォルムのシャープさに欠け、脚部先端が平らでありフォルムの美しさも劣るように感じます。またチーク材も安価なアフリカの「アフロモシアチーク」を使用しており、GE-270に採用された座枠のラバーベルトの美しい仕様も異なっておます。ローバックであれば当時でもGE-270を選ぶ方が多かった為、あまり市場に出回っていないと考えられます。


ハイバックタイプの方が座り心地も良く、デザインのバランスも良いチェアのように感じます。

 参考価格(GE260 ロータイプ チーク材 / chloros ):261,905円

 参考価格(GE260 ハイタイプ チーク材 / chloros ):301,505円