Spanish Chair. Model 2226

無駄のない美しいデザイン


1958年にBorge Mogensenによりデザインされ、現在でもFredericiaにより製造をされております。

樹種はオーク材またはスモークドオーク材、またダイニングチェアのモデルが存在します。


力強さを感じるアーム部分は角が丸く削られており握り心地もよく、GE290などと同様にコップなどを置くことが出来る使い勝手の良さがあります。


レザーは「サドルレザー」という厚い一枚革を使用しています。クッションを使用しない構造の為、洗練された印象を受けます。一枚革の為座っていくうちにレザーが伸びていくのですが、座面下に取り付けられたベルトを締め直すことにより伸びた分の調整ができるようになっています。 


モーエンセンはスペインの伝統的な椅子に影響を受けて、スパニッシュチェアをデザインしたと言われています。伝統的な椅子から必要な要素だけをミニマムに表現した美しい椅子だと思います。


デザインされた当初は後脚の貫は2本でしたが、モーエンセンが生きている間に前脚の貫と同じデザインの1本貫に変更されました。現在のデザインの方がスパニッシュチェアの良さがでているように感じます。

2020年の限定色としてDeep Red色が販売されることが発表されました。温かみのあるブラウンがかった赤色はモーエンセンのデザインレパートリーの一部であり、インテリアのアクセントとなるコンテンポラリーな色あいです。


参考価格(オーク材 / オイル仕上げ / ナチュラルレザー):665,000円