Academy Desk. PK-52

Designer : Poul Kjaerholm(ポール・ケアホルム)

Manufact :Rud. Rasmussen(ルド・ラスムッセン)- Carl Hansen & Son(カール・ハンセン&サン)

Year : 1955

Material :steel frame , Oregon pine

Size :Professor desk.  W1850×D850×H685 (mm) / Student desk.  W1400×D850×H685 (mm)


ロイヤル アカデミーの建築学部の学部長であり、フロリダ州スミス・プロジェクトにおけるケアホルム氏の雇用主でもあるパル・スエンソン教授はケアホルムを家具学科の助手として採用していました。スエンソンは教員と学生の両方のために新しい机と製図棚を必要としており、ケアホルムにデザインの依頼をします。ケアホルムは、単一タイプの標準スチールアングルを連続フレームに溶接して使用し、対照的な金属仕上げと木製天板で仕上げた 2 つのデスクをデザインしました。それは 教授用と生徒用にサイズ、金属仕上げ、木材の種類を分けられていました。

教授たちの机は、黒く酸化させたシエルフレームと天然のオレゴンパイン突き板の天板を組み合わせており、通常、オレゴンパインの蟻継ぎ合板の引き出しが装備されていました。学生たちの机はサイズが小さく、ニッケルメッキ鋼板のフレームに松合板の天板があり、実験室のカウンタートップに使用される溶液で黒く染まったオプションの引き出しが付いていました。 両方タイプの机には、スチールと木工品を分離する金属製の受けがあり、ケアホルムのその後のスチールを使ったすべての作品のモデルとなるオープン構造を作り出しました。


ケアホルムがスチールを使用したにもかかわらず、スエンソンは木材の加工に定評があるRud. Rasmussenに製造を依頼します。1955 年以来、Rud. Rasmussenは、さまざまな素材を組み合わせて 800 ~ 900 個のデスクを製造してきました。時間が経つにつれて、学生や教員は自分の机を注文し、金属フレームと木の種類、引き出し付きと引き出しなしのさまざまな組み合わせが存在します。

現在ではCarl Hansen & Son(カール・ハンセン&サン)により製造が続けられています。