Trestle chair. PP-106(Self-Assembled Furniture)

Designer : Poul Kjaerholm(ポール・ケアホルム)、Joergen Hoej(ヨルゲン・ホイ)

Manufact : Thorvald Madsen(トーヴァルド・マドセン)- PP Mobler(PPモブラー)

Year : 1952

Material : Ash,Black halyard line 

Size : W655×D790×H605 (mm)


Poul Kjaerholm(ポール・ケアホルム)とJoergen Hoej(ヨルゲン・ホイ) により共同でデザインされ、Thorvald Madsen(トーバル・マドセン)により製造がされました。 アッシュ材のモデルが製造されていました。

美術工芸学校での最後の数ヶ月間、PK-25の発表により注目を集めていたケアホルムは同級生のJoergen Hoej(ヨルゲン・ホイ)と共同で、工具なしで組み立てられる安価な木製家具を開発します。主な要素は、ダボで組み立てるベンチとテーブルでした。ベンチはローテーブルとしても使えるし、引き戸付きのシンプルな食器棚のベースとしても使えるようになっていました。ラウンジチェアは、2本の無垢材のフレームを楔で固定したブレース構造で組み立てられていて、座る人の体重で安定するような構造になっていました。収納時や輸送時には簡単に分解できるようになっていました。この "Trestle "チェアは、ケアホルムが目指した大量生産ができるラウンジチェア・シリーズの最初の作品でした。

プロトタイプは家具職人のThorvald Madsen(トルヴァルト・マドセン)によって製作され、
Cabinetmakers’ Guildにて発表されました。展示はケアホルムによって構成され、荘厳さを表現するためにサボテンが、フレキシブルな家具を表現するために可動式ペンダント・ランプが設置されました。展示は大きな注目を集めましたが、このシステムの生産に興味を示すメーカーはありませんでした。Thorvald Madsen(トルヴァルト・マドセン)は大量生産をできる設備はなく、その後生産されることはありませんでした。1960年から62年にかけて、PPモブラーは家具会社ボヴィルケのために48脚のラウンジチェアを製作します。その31年後の1993年にPPモブラーは「JH-106」と名付けはこの椅子の生産を再開します。