Faaborg Chair. Model 4395
Designer : Kaare klint (コーア・クリント)
Manufact : Rud. Rasmussen(ルド ラスムッセン)
Year : 1914
Material : elm・mahogany
Size : W700×D540×H730 (mm)
1914 年に Kaare klint (コーア・クリント) によりデザインされ、 Rud. Rasmussen(ルド ラスムッセン) により elm・mahogany のモデルが製造されていました。
Carl Pertersen(カール・ピーターセン)の助手として設計に携わったフォーボー美術館のためにデザインされました。絵画を鑑賞する際に座る椅子としてデザインされ、鑑賞者が椅子をお気に入りの絵画の前に移動ができるように軽量になっていました。
フォーボー美術館は建築・家具・什器など、目につくものを全て芸術品とする「総合芸術」を目指した美術館でした。当初はその美しい床のタイルを見せるために座面も籐張りにて作られていました。
Carl Pertersen(カール・ピーターセン)との共作ともいわれ、様々なパターンがデザインされています。プロトタイプとしては両足が湾曲していたり、背もたれのデザインが異なっていたり、前足が湾曲していたりと試行錯誤のうえ現在の形になったことが伺えます。1914年から1923年までにファーボーチェアのバリエーションを7種類デザインしたと言われています。チェアにあわせたテーブルやスツールもデザインされました。
古代ギリシャのクリスモスという湾曲した脚部を持つ椅子から「リデザイン」されていて、とても優美なデザインのチェアです。
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