[年代比較] Spade chair. FD133
1954 年に Finn Juhl (フィン・ユール) によりデザインされ、 France & Daverkosen(フランス&ダヴァーコセン)、France & Son(フランス&サン) により製造をされました
現在製造はされておらずヴィンテージ品のみ入手が可能です
1960年代に限定でrosewood材のモデルが製造されましたが、teak材のモデルとディテールが異なります。その違いについて検証いたします。
大きく違う点は置き型から一体型のクッションになった点です。ローズウッド材の場合、木材が高価なことと加工が難しかったため変更がなされたものと推測されます。ローズウッドモデルではフレームとシートの連結がされていません。構造の変更点があったためかアームの長さも少し短くなっています。
アーム部分も成形合板の曲げから削り出しに変更がされています。そのためチークモデルに見られるアーム部分のカーブがローズウッドモデルでは直線的になっています。俵型の無垢材の削り出しの形状にも変化が見られます。
フレームやアームの形状などチークモデルのほうが美しく、同じ形状のままローズウッドを使用したスペードチェアが見てみたかったと思いました。
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