[新旧比較] NV45 Niels Vodder / Niels Roth Andersen
NV45は1945 年に Finn Juhl (フィン・ユール) によりデザインされ、 Niels Vodder(ニールス・ヴォッダー) により製造をされました。1945年からNiels Vodder(ニールス・ヴォッダー)で製造され、1989年頃からNiels Roth Andersen(ニールス・ロス・アナセン)に引き継がれ、2001年からonecollection(ワンコレクション)/ House of Finn Juhl(ハウス・オブ・フィンユール)にて製造が続けられています。
Niels Vodderと Niels Roth Andersenの違いについて検証いたします。
Niels Vodder(ニールス・ヴォッダー)とNiels Roth Andersen(ニールス・ロス・アナセン)の大きな違いはひじ掛けのフォルムです。Niels VodderはNiels Roth Andersenは比べ、とてもシャープなフォルムをしています。また背もたれ上部からの曲線がNiels Vodder製のほうが緩やかでより優美な印象を受けます。ひじ掛けの曲線の違いに伴いシート部分の傾斜角度やシート自体の曲線も異なるため、座り心地も大きく異なります。ひじ掛け上部の「耳」のフォルムやシートとの接合部分のディテールなども全体的にシャープな印象を受けます。
サイズは若干の違いがありますが、そもそもNiels Vodder製でも個体差があるため大きく変更はされていないでしょう。
Niels VodderとHouse of Finn Juhlとの比較と同じような違いが見受けられましたが、Niels Roth AndersenはHouse of Finn Juhlと比べるとシャープであり、背もたれ上部からの曲線も緩やかです。世の中に求められる耐久性の向上を目指した結果、若干の仕様変更がされたと思われます。
(左)Niels Roth Andersen(右)Niels Vodder
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