Diplomat Chair . No.209

1963年にFinn Juhl(フィン・ユール)によりデザインされ、France & son(フランス&サン)により製造されました。樹種はチーク材、ローズウッド材のものが製造されておりました。ハイバックのモデルも存在します。Diplomatシリーズとしてデスクやキャビネット、ソファなどもデザインされています。


外交官(ディプロマット)のためにデザインされたことからディプロマットチェアと呼ばれます。各国のデンマーク大使館でも長年に渡り使用されてきました。


1950年代にフィンユールが手掛けたニールスヴォッダー工房の作品とは異なり、彫刻的な美しさはありませんが、座面の下に設けた真鍮のスペーサーからなる浮遊感のあるデザインはフィン・ユールデザインの特徴的な要素です。


France & sonはチーク材の量産に成功したメーカーですが、1960年代よりチーク材が高騰をし始めたため、ローズウッド材の作品の生産も始めました。重厚な雰囲気はローズウッド材の雰囲気とマッチしております。


量産を目的としたデザインとなっており、初期の作品に比べると物足りなさを感じるものの座り心地も良く、気品を感じるデザインから完成度の高い作品ではございます。


サイズ : W 69 × D 50 × H80 × SH 44 (cm)


【参考価格】

¥150,000 (チーク材 espacekm)/ ¥232,200(ローズウッド材 espacekm)/¥120,000(チーク材 NO NAME PARISH)/ ¥195,905 (ローズウッド材 chloros)/¥264,000(ローズウッド材 slow-house)/¥176,000(チーク材  fabulousmoderns)/ ¥228,000(ローズウッド材 moto-furniture)/ $1,700(ローズウッド材 1stdibs