Fire place chair .BO-59
特徴的なX型の貫と彫刻的な肘掛
1946年にFinn Juhl (フィン・ユール)によりデザインされ、Bovirke(ボヴィルケ)により製造されたイージーチェアです。本体にチーク材、ビーチ材を使用されたものが存在します。
アームの形状はフィン・ユールの代表作であり、世界一美しい肘掛と評されるNV45を思わせるシャープで美しいフォルムを描いています。座面下の交差したX型の貫は強度を出すことよりも、美しさを追求したデザインのように思えます。シートがまるで浮いているように見えるデザインなどフィン・ユールらしい見事なデザインの作品です。「Fireplace chair(ファイヤープレイスチェア)として、暖炉の部屋でくつろぐための椅子としてデザインされたようです。
NV45がデザインされた翌年に発表をされていることから、デザインのベースはNV45なのでしょう。肘掛の彫刻的なディティールの美しさはNV45にはかないませんが、シンプルかつ特徴的なX型の貫を足すことでBo59を特別なものにしています。極めて完成度の高い作品です。
近年NV45の高騰に伴い、BO59も年々価格が上昇しているようです。
サイズ : W 66 × D 76.5 × H 80 × SH40 (cm
参考価格:¥1,619,200 (チーク材・bellbet)
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