[新旧比較] Desklamp.Opala
Desklamp.Opalaは1975年にHans J. Wegner(ハンス・ウェグナー)によりデザインされ、Louis Poulsen(ルイスポールセン)により製造されていました。80年代にはいって生産が中止されていましたが、今世紀になってpandul(パンダル)によって復刻されました。復刻にあたり変更された点について検証していきます。
まず土台のデザインが大きく異なります。Louis Poulsenは土台に厚みがあり、どっしりとして親しみを感じるデザインでしたが、pandulになり薄くなり、シャープな印象を受けます。スイッチも土台についていたものが、フットランプに変更されています。(Louis Poulsen製でも後期のものはフットランプのものが存在します。)
また素材ですが、Louis Poulsenは土台や支柱がメタル製だったのに対し、アルミ素材のシェードトップに支柱がスチールクロムメッキ、ベースがスチール塗装仕上に変更をされています。
オリジナルで存在したかどうかが定かではありませんが、pandulではH43 X 直径34.5 cmのサイズとの2つのバリエーションにて展開をしています。
小さな変更点ではありますが、pandul製のOpalaはLouis Poulsen製のOpalaが持つ親しみを感じるデザインが大きく損なわれてしまったように感じます。ウェグナーの意図したデザインを忠実に再現しているという点においてLouis Poulsen製のOpalaに大きな魅力を感じます。
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