[作品比較] Finn Juhl / Cup board Cabinet
Finn Juhl(フィン・ユール)によりデザインされ、Bovirke(ボヴィルケ)とSøren Willadsen(ソーレン・ヴィラッドセン)により製造をされたCup board Cabinetは多くの共通点があります。
どちらのキャビネットも本体と脚先にチーク材、脚部にビーチ材が使用されています。(脚先にチーク材を使用していないモデルもございます。)
食器棚としてデザインされており、大量の食器が収納できるようにたくさんの抽斗が付属しています。またどちらのキャビネットも一時的に食器を置けるテーブルを有しています。
Bovirkeへ提供されたデザインは優美な脚部のフォルムと、角のようなキャビネット上部の筆返しが美しく、Søren Willadsenへのデザインはフィンユール特有の脚部の浮遊感のあるデザインが特徴的です。
どちらのキャビネットも単なる家具を超えた素晴らしい作品ですが、Søren Willadsenへのデザインは脚部は美しさ以外に物足りなさを感じます。
Bovirkeへのデザインの方が脚部の優美なデザイン、角のようなキャビネット上部の筆返しなどフィンユール特有の彫刻的なデザインや、すっきりとしたサイズ感など洗練されているように感じます。
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